羽田から台北松山の間でロマンスが生まれそうだったという話(台北出張1日目)

羽田から台北松山の間でロマンスが生まれそうだったという話(台北出張1日目)

EASTS 2013 Taipeiという学会で発表するため、9月8日~13日の5泊6日で台北市に行ってきました。海外は何度か行ってますが一人海外はこれが初。まぁ、前日まで仕事でバタバタしたままなし崩し的に出発したのと、飛行機に乗ってしまえば3時間程度で着いちゃうことなどの要因により、全く異国に行った感はありませんでした。ということで、何一つ不便なく行き帰りできました。海外旅行初心者にはお勧めです。

飛行機が苦手な隣席の女性

飛行機は羽田~台北松山の往復で取りました。台北には台北桃園空港というもっとでっかい国際空港があるんですが、台北松山空港の市街地への利便性が超高い(地下鉄で30分もかからず台北駅までアクセスできます)のでこちらをチョイス。国内で言うと福岡空港並みのアクセスしやすさです。

行きの飛行機にて。お隣は同世代くらいの女性で若干テンションあがりました。一人で座ってるってことは台湾一人旅かなぁ、かっこいいなぁと思いながら。まぁ、そうは言っても飛行機で知らない人に話しかけることなどコミュ障の私ができるはずないので大人しく買った本を広げて読書を開始しました。すると離陸直前、彼女がふと私に向かって一言。

「私、飛行機超苦手なんで迷惑かけたらすみません・・・」

一瞬何を言っているのかよくわからず「え?苦手っつーと?え?具体的にどんな感じに・・・どんな迷惑が・・・?」

と尋ねながら彼女の方向を向くと、既に彼女、目に大粒の涙を浮かべながら、ガン泣き。

よく聞いてみると、彼女、会社の社員旅行でほかの社員も同じ飛行機に乗っているとのことでした。なぜか一人だけ席が離れてしまって不安でしょうがないとのこと。そしてとにかく飛行機が苦手で今までの人生でこれが搭乗3度目らしいのですがまだどうしても慣れられず、離着陸時のふわっと感が特にだめ。今までできるだけ飛行機に乗らない人生を送ってきたけど何の因果か社員旅行で台湾に行くことになってしまい、今とてもナーバスな状況だということ。

ということで、私が彼女を一目見たときの印象とは全く違う方だということがよくわかりました。

まーそうは言っても、もう飛行機を止めてあげることも脱出させてあげることもできないので(この時点ですでに離陸30秒前くらい)、とりあえず気を紛らわせようとおしゃべりなどを。機体が揺れるたびに漏れなくびくっと固まる姿は可哀そうでしたが可愛らしかったです(笑)ということで、個人的には長い移動時間に退屈せず、楽しい時間を過ごすことができました。彼女は大変だったでしょうが(帰りも大変)。

市内の移動はMRTが便利

そんなこんなで一期一会の出会いを楽しみながら、あっという間に台湾松山空港に到着。同僚の皆さんとゆったりバス移動の彼女と別れ、私は一人チープにMRTでホテルへGo。台北松山空港はあんまり大きくないコンパクトな空港です。ちなみに軍用空港併設なので、上空から許可なく撮影しちゃダメです。機内でもダメってアナウンスされます。IMG_1266

空港の目の前にMRT松山機場駅があります。2009年にできたばかりの新しい駅です(なので私が日本で買った古い地球の歩き方には記載されておらず)。IMG_1265

券売機と改札は地下にあります。券売機はこんな感じ。路線図に運賃が記載されているので、その運賃を支払えばOKです。初乗り20元(60円くらい)。ちなみに台北車站駅までは25元(75円くらい)で行けます。超安いです。悠遊カード(SUICAみたいなやつ)を使えば2割引きで使えますので長期滞在でMRT使いまくる人は買ってもいいかもしれません。IMG_1267

運賃を支払うと、カジノとかで使うおもちゃみたいなコインが出てきます。これが切符。この中にICチップが内蔵されていて、こいつをSUICAみたいに改札の読み取りのところにタッチすると改札が開く仕組みになってます。DSC_0940

ホームはこんな感じです。この駅は東京の地下鉄南北線みたいなフルスクリーン型のホームドア。他の駅では可動式ホーム柵だったりホームドアなしだったりいろいろ。ちなみにエスカレータは大阪式。右側通行。急ぐ人は左側。DSC_0882

この路線、台北のMRTの中では唯一、新交通システムが導入されていて、無人で運行してます。車両も他の路線と比べると小さ目。写真は混んでないときに始発駅で撮ったやつですが、空港~板南線への乗換駅の忠孝復興駅までは結構混んでます。スーツケースもって移動するの結構きついです。混んでるのが嫌いな人はタクシーでもいいかもです。安いですし。IMG_1298IMG_1299

台北駅着

空港から30分足らずで台北車站(Taipei Main Station)に到着。台鉄(在来線)、高鉄(新幹線)への乗り換えもできます。DSC_0911

駅前にはでっかくPanasonicの綾瀬はるかの広告が。台湾では「綾瀬遙」って表現するらしい。DSC_0937

駅前の「五鉄秋葉原」。電化製品を売ってます。DSC_0912

駅前のランドマーク「新光三越」。台北101ほどじゃないですが、市内のいろんなところから見える高いビルです。DSC_0913

華華大飯店をキャンプ地とする

宿はこちらを押さえました。台北駅から徒歩5分位の好立地です。見た目ぼろいですが、中は割と清潔です。隣にセブンが併設。近くに食事処も多く便利です。

華華大飯店 Hotel Flowers Taipei (公式ページはこちらIMG_1297

大きな地図で見る

廊下はこんな感じ。IMG_1273

室内はこんなの。割と広い。シングルルームで一泊7000円くらいだったと思います。まぁ典型的な中級ホテルです。Wifi使えます。DSC_0914 DSC_0915

学会のレジストレーションします

荷物を置いて、学会のレジストレーションへ。会場はこちらでした。Chang Yung-Fa Fundation Building。ホテルから徒歩15分位。近いけど、あっつい。この日気温は32度くらい。DSC_0933 DSC_0934

中心部を散歩

レジストレーションを終え、市内をぷらぷら散歩してきました。まずはギリシャ風な国立台湾博物館。台湾の歴史に関する資料を展示しているらしいです。DSC_0885

市民の憩いの場、二二八和平公園。DSC_0884 DSC_0891 DSC_0888

中正紀念堂。会場の隣のばかでかい建物。結局何の施設かわからず見学したんですが、やっぱり蒋介石を記念した建物だそうです。DSC_0893 DSC_0897 DSC_0898 DSC_0902 DSC_0906

市内にはバス網が張り巡らされています。道路の中央の2車線はバス専用(ただし時間制限あり)になっていて、バス停留所が島型に整備されています。名古屋の基幹バスみたいな形です。DSC_0909

台湾といえば、GIANT。お店がありました。IMG_1270

台湾ビールと鳥の指

この辺で汗だくになって疲れ果てたのでホテルに帰還。隣のセブンで買った台湾ビールを試してみました。味は薄め。南国のビールって薄いの多い気がする。IMG_1272

屋台で珍しさだけで買ってみた鳥の指の燻製。思っていたより燻製感がなく、甘い。そしてぶよぶよしている。うまくは。。。ない。。。IMG_1274

とりあえず、この日は発表前日ということで晩飯は簡単に済ませ、その後おとなしく、発表練習を。。。夜は更ける。。。

つづく

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