ジンギスカンに寿司、札幌を食べ尽くす

ジンギスカンに寿司、札幌を食べ尽くす

学会発表のため11月のある週末、札幌へ行ってきました。金曜日の午後、品川で打ち合わせを済ませ、出発です。ちなみに妻も同じタイミングで札幌に行く用事があり、旅行中の行程は別々ですが、旅行中、食事時は集合することに。なお、私は羽田からANAで、妻は成田からバニラエアで向かいました。出発時点から早速の別行動です。

爆弾低気圧と一緒に札幌へ

あいにく、この週末の北海道は爆弾低気圧により超荒天でした。やはり二人で移動すると嵐を連れて行くようですな。

ちなみに、私札幌はかれこれ片手では数えきれないくらい訪問していますが、爆弾低気圧と一緒に上陸したのはこれで3回目。大量の落ち葉で溢れかえる札幌の街並みもだいぶ見慣れてきました。北海道に関しては、どうも私のほうが嵐を呼び込みやすい体質があるようです。

私の札幌行きつけの店、だるま

妻の方が一足先に札幌に着いたので、夕食会場にて待ち合わせを。場所はすすきののジンギスカンの名店「だるま」です。私は自他共に認めるジンギスカン好きですが、そのルーツは大学時代ここのジンギスカンを食べたことに由来していたりします。 ジンギスカンといえばラム肉(子羊の肉)を出すお店が多い中、ここで提供しているのはマトン。つまり大人の羊の肉です。普通マトンは固くて獣臭かったりするのでラムの方が人気なんですが、ここのマトンはクセが少なく、柔らかく、まーとにかく美味しいです。私はこの店でマトンを食べたのがきっかけでマトン好きになりました。要は私の羊肉食生活の基盤がこのお店により成り立ったということであります。 今回訪問した

成吉思汗 だるま 4・4店

はすすきの駅から徒歩数分。ちなみにこの辺りに数店舗展開されているので、色々試してみるのもよいでしょう。なお、予約は受け付けていないので、当日並ぶしかありません。ただ、回転率はそれなりに高いので、そこまで待たなくても大丈夫です。 外観。ここの2階にも店舗(4・4二階亭)があります。

店内は写真NGという張り紙があったので写真は食べログから転載。座るとすぐに七輪とお肉と野菜のセットが提供されます。あとは好きなだけお肉を食しましょう。ついつい食べ過ぎてしまいますが、シメにはタレをお茶で割ってご飯に注ぐお茶漬けが絶品ですので、お茶漬け分はお腹を空けておきましょう。

市電のループ化部分を見学

札幌の市電が平成27年末にループ化されたんですよね。それまで、「西4丁目」と「すすきの」停留場との間、約400mという短い区間ではあるんですが、繋がってなかったので、循環線ではなかったわけです。このたびこの部分がつながって、「内回り(反時計回り)」と「外回り(時計回り)」の循環線に生まれ変わり、整備区間には「狸小路」停留場が新設されました。 こちらが狸小路停留所。他の停留所と比べてデザイン性が高いです。

あと、今回ループ化された区間は、電車が歩道のすぐ横を走る「サイドリザベーション方式」になっており、歩道から直接乗車することができます。

こちらは逆回りを昼間に撮影したものです。

宿は老舗中村屋旅館さん

今回、お宿は札幌駅近くの老舗、中村屋旅館さんを選びました。老舗ですが、施設は綺麗に整備されています。あと、24時間入れる大浴場がGOODです。あと、朝ごはんが豪華!これに小うどんがつきます。食べきれません(笑)

仕事へ

翌日は私は北海道大学にてお仕事を。北海道大学は広いですね。そして自然にあふれているのが素敵。あと、建物がいちいちお洒落。なお、ちょうど銀杏のシーズンでして、銀杏並木の周りは銀杏まみれ。それはそれはものすごい臭いが充満しておりました(笑)。あと、北大名物?の銀杏拾いのおばさま達も発見しました。

一方妻は

妻はこの日、札幌周辺の観光バスの予約をしていたらしく、午前中は観光ツアーへ。なお、まさかの参加者1名(笑)だったらしく、バスガイドさんを独占してしっかり解説を聞きながら充実した観光ができたそうですよ。 この辺の有名どころを回ったそうです。

貸し切った立派なボンネットバス。一人で乗るには大きすぎますね(笑)

スープカレーのお店

ジンギスカンに続いて、札幌名物を食い尽くそうということで第2弾はスープカレー。北海道大学の近くの

ピカンティ

というお店で待ち合わせを。

何組か並んでいたのと、サーブに結構時間がかかるとのことで、待ち時間が30分ちょっとかかると言われたのですが、昼休憩が長かったのでのんびり待つことに。オーダーは、スープの味を選び、具材を選び、辛さとトッピングを選ぶ感じです。 私はチキンレッグ入りの辛め。旨味はありつつも、結構辛かったです。

妻は野菜多めの辛さ控えめ。

お洒落なフレンチのお店

ちょうど結婚記念日の直前だったということもあり、2日目の夜はすすきののフレンチのお店、

IWBろまね

に行きました。

食べログの評価が高かったので選んだのですが、店内は落ち着いており、料理はリーズナブルで美味しく、ソムリエの方が料理に合うワインをオススメしてくださって、のんびりと素敵な時間を過ごせ、とても満足度が高かったです。さすがに札幌まで毎年訪問するわけにはいかなそうですが、何年か経って、また何か特別な日に食事をさせてもらえるといいなぁという感じのお店でした。

店内写真。写真撮ってなかったものでこちらは食べログより拝借。

料理写真。タチのムニエル。ふわっふわで美味しかったです(こちらも食べログより拝借)。ちなみにタチってのはタラの白子の北海道での呼び名だそうです。店員さんに「タチでございます」と言われたのですが、二人ともピンとこず(笑)。そういえば稚内でたちかまラーメンて食べましたね。たしかに白子が入ったかまぼこでしたね。

あ、ちなみに乾杯前に「我々の結婚1周年を祝して!」と威勢良く発声してしまいましたが、正しくは2周年でした。詰めが甘いですね。

テレビ塔

食事後はすすきのから大通まで歩いてテレビ塔へ。外は暴風でしたが、札幌は地下街が発達していていいですね。しかも札幌〜すすきのまでの地下空間はよく整備されていて歩きやすいです。こんな感じの美術イベントなんかもあったりして、市民が集う空間があるのはいいですね。

テレビ塔からの夜景は綺麗でした。やはり空気が澄んでいるんですかね。雨交じりの夜空でしたがこの通り。

ただ、展望台は若干の恐怖を感じるくらい揺れました。

北海道らしいもの

北海道らしいものを買い込んで旅館に戻ろうということで、これまた北海道で独自の進化を遂げたコンビニ「セイコーマート」で物色。

サッポロクラシック。私がぜひ全国販売していただきたいビールの一つ。

焼きそば弁当。茹で汁をスープにするという行為は北海道では日常の光景。お土産に購入。

カツゲン。これもぜひ全国展開していただきたい乳酸菌飲料。

とうきびアイス。これは初めて見ました。ほんのりととうもろこしの味がするアイス最中でございます。

寿司

最終日。この日も私は大学へ、妻は札幌市内へ。昼にお互い全ての用事が終了したので、食べ損ねていた海の幸を。琴似駅近くのこちら、

すし処しあわせ

さん。名前が素敵だったので選びました。

店内はこのようなお洒落な空間(食べログより)。

予算に合わせて握ってくださるのですが、せっかくなのでウニが食べられるコースを注文。ネタを大将が一つ一つ説明してくれます。ウニは絶品でしたが、イクラやエビ、中トロ、ソイ、つぶ貝等々、、どれもこれも最高に美味かったです。あと、やっぱり店名がいいですよね。

モエレ沼公園

北海道ラストはモエレ沼公園へ。札幌市郊外にある、巨匠イサム・ノグチ氏が設計した公園です。 むちゃくちゃ神々しい山。

登ります。

急です。

暴風で吹き飛ばされるかと思いました。冬の登山を舐めてはいけない。

ガラスのピラミッドです。

中は暖かく、居心地の良い空間です。親子連れでこられている方がたくさん。

という感じで、しっかり北海道を楽しみ、帰途へ。心残りは札幌ラーメンが食べられなかったことですが、そこはお土産に購入。帰りも別々、私はANAで羽田へ、妻はジェットスターで成田へ。そして最寄駅でほぼ同時刻に到着するという計算され尽くした行程で旅を終えました。

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