鉄道とムーミンと猪の街へ

鉄道とムーミンと猪の街へ

先々月のこと.仕事の関係で千葉県房総半島の真ん中あたりの大多喜町というところに打ち合わせに行ってきました.

この日は自宅から直行.海浜幕張までJR武蔵野線で向かいます.

海浜幕張駅で房総特急わかしおに乗り換えです.名前がかっこいいですよね.房総特急って.

大原駅にていすみ鉄道に乗り換え.元々は国鉄の木原線という路線だったそうですが,今は第三セクターのいすみ鉄道が引き継いでいます.JRの改札から出ると右側に入り口があります.ムーミンが出迎えてくれます.

大多喜までの往復であればフリー乗車券(1000円)を買う方がお得です.大原駅の券売機で買えます.ちなみに,お隣の小湊鉄道と通しで使える房総横断記念乗車券(1700円)もあります.のんびり鉄道で房総半島を横断したい人にはオススメ.ただしこっちは片道切符なのでご注意(途中下車可能).

綺麗な黄色の車両.沿線は,春は菜の花の名所らしく,綺麗な菜の花畑をよく合いそうな色です.ちなみに最近の推しは「キハ車両」という車両らしく,偶然乗り合わせた鉄道ファンの御仁が色々教えてくださいました.

車内には模型とムーミン達が.

座席.清潔感のある綺麗な車内です.乗客は,沿線住民らしき方と,鉄道ファンぽい方が数名.時間帯が中途半端だったのもあり,お客さんはまばら.

路線図.路線総延長26.8kmの短い路線です.大原駅でJR外房線と,上総中野駅で小湊鉄道と接続しています.

車窓にはムーミンとフローレンが.

揺られること30分.大多喜駅に到着です.

ちなみにいすみ鉄道さん,撮り鉄さんにも優しい会社でして,ホームには自由に入ることができます.あと,こちらも鉄道ファンには人気の硬券入場券も販売しています.

打ち合わせまでに時間があったので駅前の観光案内所に立ち寄り.

人力車もやってるみたいです.流し目のお人形さんとともに観光客をお出迎え.

お隣には天然ガス記念館という建物が.大多喜町は明治時代から天然ガス田の開発が行われているそうです.

受付の方々.気を抜いて建物に入ると一瞬ギョッとします

建物内にはパネルが展示されており,大多喜のガス採掘の歴史が勉強できます.

建物前のガス灯.大多喜で採掘されるガスを使っているとのこと(地元の方談).

ちなみに大多喜町,戦国時代から城下町として栄え,江戸時代には徳川四天王の1人,本多忠勝が治めた街です.歴史的な街並みが残っている風情ある街です.ただ,歩道が狭かったり,なかったり,歩行者向けの案内が少なかったりといったところは少し気になりました.歩行環境がもうちょっと整うと歩いても楽しい街になると思います.

ぶらぶらしていると時間が来たのでちょっと打ち合わせ.打ち合わせが終わるとちょうどお昼だったので駅前の番所さんでご飯を.ジビエ料理を出しているお店です.

番所

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もともと人力車を引いていたというご主人.客商売をされていただけあり,お話が上手な方で,イノシシの捕らえ方を詳しく教えていただきました.鉄砲で撃つと味が悪くなるらしく,ここで出しているイノシシは罠で捕えるそうです.で,猟師さんと提携してご自身で一頭買いされ,お店で余すことなく出しているそうです.ちょうどこの日は活きの良いイノシシが手に入ったらしく,イノシシの煮込み定食を薦めていただきました.臭みは全くなく,柔らかく美味しいお肉でした.ちなみにイノシシ肉を使った餃子も出しているらしく,今度来ることがあればぜひ試してみたいです.

お昼ご飯を食べたら帰途へ.短い滞在でしたが,のんびりした鉄道の旅と美味しいイノシシに満足した一日でした.

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