十勝1泊2日-2日目「連峰は晴れているか」
前回の記事に引き続き、帯広の旅二日目。この日も快晴。素晴らしいっ!前日どうなることかとひやひやした風邪も何とか落ち着いたらしく、万全とは言えないけどもそこそこの体調で観光地巡りができる状態でした。よかったよかった。(その辺の騒動はこちらから…)
北海道らしい風景、白樺並木
ということで、2日目の朝は、まずはホテルからちょっと北上したところにある音更町の白樺並木から。どこまでも続く並木。冬のピリッとした佇まいも良いですが、夏に見るとこれまたよさそうな気がしますね。なお、この日の最低気温氷点下2度くらい。写真撮ってたら鼻水がだらだらと出てきたので撤退。
連峰は晴れてました
続いて十勝が丘展望台へ。帯広一帯を見渡せるスポットとして観光客に人気です。まぁこの日この時間には私しかいなかったけど。パシャパシャ写真を撮っていると、清掃ボランティアのおじさんが通りかかり、私の車のナンバープレートを見て声を掛けてこられました。
お兄さん札幌から来たの?
いえ、東京です
ああ、レンタカー借りたの?空港のとこで?今日来たの?
昨日飛行機で着て、そのままレンタカー借りてって感じです
へー。で、なんでこんな時期に来たの?
・・・おじさん曰くもうちょっと前の時期だと鮭が遡上する季節、もうちょっと後だとハクチョウとかの渡り鳥の季節ということで、今の時期、帯広は完全にオフシーズンだそうです。そして帯広のいろんな施設が10月末までで営業を終えてしまうので今は閉まっている施設が多いらしいです(昨日の鉄道資料館もそうだし、この展望台の近くのボランティアによる無料カフェも冬季閉鎖)。いやーことごとく事前情報が少なすぎたなぁと。で、若干しょんぼりしている雰囲気を察したのでしょうか、おじさんがまくし立てるようにフォロー。
あ、でも山がこんなにきれいに見えることは少ないからね。晴れてても雲に隠れることが多いから。何度も来てる人でも見れない人は見れないから。ラッキーですよ。
確かに、雪化粧した大雪山系の山々が澄んだ空気の中でくっきり見えて、とてもきれいでした。標準レンズだとこれが限界ですが。
ちなみにこの辺りは周りと比べて気温が高いのか、雪が融けて土や草の部分が見えてました。私がもともとこの旅で見られるものと期待していた風景がここに。
THEモーニング的な朝食
おじさんと別れ、ちょっと遅めの朝食をとるため市内中心部へ。観光客向けのお店もいいけど、地元の人に愛されてそうな店も行ってみたいなぁと思い、商店街をぶらぶらとしていたら良さげな喫茶店を発見。というか、朝早くもないんだけど(だってこの時点ですでに10時前)中心地外地の中でも中心部だと思われる広小路という通りでも開いてる店が少なすぎ。そして通行人いなさすぎ。
MISUZUという喫茶店に入ってみました。ちなみにこの店、2階が喫茶店、1階は同じ名前のラーメン屋です(店主?オーナー?が一緒らしい)。地元のおじさんおばさんや仕事帰りだと思われるスナックのママらしき人たちに囲まれ、結構繁盛してました。モーニングセット(500円くらい)をオーダー。
何も変わったものが出てくるわけでもないんだけど、トーストも、卵も、サラダも、一品一品がとにかくおいしい。あと牛乳がやっぱりおいしい。そして食後のコーヒー、これもまたウマい。・・・すみません、文章が小学生みたいですがとにかくうまかったです。
雪の中の真鍋庭園
食後は真鍋庭園という帯広の有名観光スポットに行き、腹ごなしに散策。欧州様式と日本様式がちゃんぽんになっている庭園。こないだ行った古河庭園(@上中里)に雰囲気が似ている気がします。なお、入場料がぼちぼち高いです。800円。で、やっぱりこういうところはベストシーズンに来るべき。少なくともオフシーズンはあんまりお勧めできないかもしれません(なお、この日私以外に庭園を見ている観光客ゼロ。フラワーアレンジメントみたいな教室?には結構人が集まってましたが。)まぁ雪にたたずむ庭園というのはワビサビ的な観点からいうと趣深いですが。写真はこちら。800円の元は取ろうと写真大目。
池田町にはワイン城があります
続いて、池田町のワイン城へ。お土産用のワインを購入して、ついでに無料でできる工場見学を。工場の中はブドウの酸っぱいにおいが充満しています。
ばんえい競馬で初めての馬券購入
そしてお待ちかね。今回の旅のハイライト。ばんえい競馬を見に帯広競馬場へ!
ばんえい競馬って知ってますかね?普通の競馬に出てくるサラブレットよりもデカくてゴツい輓馬が数百キロ~1トンくらいの重さのソリを引いて速さを競うレースです。
ばんえい競走(ばんえいきょうそう)とは、競走馬がそりを曳きながら力や速さなどを争う競馬の競走である。
現在、日本国内の公営競技(地方競馬)としては北海道帯広市が主催する「ばんえい競馬(ばんえい十勝)」のみが行われており、世界的にみても唯一となる形態の競馬である。
銀の匙でミカゲホマレが走ったのがここかーと思うとこれまた感慨深いわけです。入場料100円(安い)を払って入場。
ちなみに駐車場からすぐのところにはとかちむらというお土産屋さん&レストラン街があります。銀の匙グッズも売ってます。エゾノーTシャツとか売ってます。朝飯が遅かったので牛乳とワッフルを購入。小腹を満たす。ハスカップうめぇ。
建物内はこんな感じ。心なしか薄暗い。おじさんたちが多いですが、観光客らしき若い子たち(だいたいカップル)もちらほら。あ、写真内には見渡す限り見事におじさんしか写ってませんね。
とりあえず、せっかく来たんだから馬券買って楽しんでみようと思い、人生初のリアル馬券購入です。ちなみに私今までダビスタでしか馬券買ったことありません。ただ、ダビスタでやってるんで知識だけはちゃんとあります。なお、別に馬券買わなくてもレースは見れるんですが、やっぱりアイドルでもなんでも推しがいたほうが面白いわけで。まずはこんな感じでマークシートに記入して、あとは機械に読ませてお金払えばOKです。とても簡単。
とりあえず、レース直前のオッズを見て適当に1000円分購入。
コースは直線200メートルで、途中で二つ山があります。1つ目の山が小さ目、2つ目の山は大き目。もちろん、普通に馬が走れば一瞬で勝負がついてしまう距離です。人間でいうと30メートル走みたいなスケール感ですかね。
直前まで8番が大暴れしてましたが、スタート。人間が早歩きするくらいのスピードでレースが展開されます。序盤から私が買った4番が好スタート。しっかし話には聞いてましたが本当に馬がデカい。そして結構間近で見れるもんだからすごい迫力。
そうそう、山の前では全員止まるんですよね(これは銀の匙で予備知識あり)。山越えが勝負になるので力とタイミング、騎手との息が合わないと越えられないらしいです(って銀の匙で駒場が言ってた)。なお、騎手は大声出しながら思いっきり鞭で叩きます。こんなに叩くもんなのかとこっちが軽く引くくらい叩きます。
1つ目の山で写真撮りすぎて2つ目の山にたどり着く前に先頭が山を越えようとする様子。あーもったいない。前から見たかった。
ゴール。4番のニシキホウセンが1着。1着は当てられたけど2着が合わず。残念!
もう少し長居をしたかったですが、最後にもう1回温泉に入って帰りたかったのでここらで競馬場からは撤退。いやーばんえい競馬興奮した。楽しかった!
十勝川温泉でつるつるになってから帰ります
その後立ち寄った温泉はこちら。十勝川温泉 第一ホテル。本当は昨日のお宿もこのあたりで取りたかったんですが、まぁぼちぼちいい値段がするので予算オーバーということで断念(とは言っても1人8,000円くらいでそんなに目ん玉飛び出るほど高くはない)。今回は日帰り温泉で楽しむことに。入浴料は1,000円。大体この界隈はこのくらいの値ごろ感です。もちろん、モール温泉。ここ第一ホテルさんは大浴場、露天風呂2か所、ジャグジー、檜風呂、ミストサウナ、普通のサウナとなかなか充実してます。15時ごろだったのですが人もそんなにごった返してなくてのんびりできました。
露天風呂から撮ったわけではないですが、露天風呂からは十勝川に掛かる大きな斜張橋が見えます。そしてその向こうの雪化粧した連峰も。この広い空を見ているとごみごみした東京に帰りたくなくなってきます。いや、東京のサブカルチャーが大好きだから最終的には帰りたいんだけどさ。
幸福から愛国へ
もうそろそろいい時間。最後に空港に向かう途中にある愛国駅に立ち寄りました。1日目の幸福駅とセットで人気のスポットです。なんかいいパワーがもらえるかもしれないので立ち寄ることに。あるかな。。。
帯広は最後まで美味しい
とうとう旅もクライマックス。とりあえず最後にいろはすハスカップをもう一本。これ全国で売ってもらえませんかね。楽天で箱買いもできるんだけど、日常的にコンビニとかで買える便利さがほしい。
親切な日産レンタカーの方に送迎していただき、帯広空港に到着。最後になんか食っとくかということで空港レストランで牛スジカレーを食ってみた。この地域のものは、なんでもうまい。例に漏れずこのカレーも肉がほろほろでお米もうまかったです。
帰りの時間。ANA4768(ADO運航)19:10帯広発-20:55羽田着。帰りも快適な空の旅。3分の2は寝てたけど。ドリンクサービスの時間だけは起きてオニオンスープをいただきました。ANAのビーフコンソメもおいしいけどこれもなかなかイケる。残業時の小腹減り対策のために帰宅後楽天にてポチってみました。
なお、このフライトで来年度もANAブロンズメンバーをぎりぎり維持しました。まぁ、プラチナじゃないから大した恩恵はないわけですが。。
さて、次はどこに行こう。まぁ1月半ばの試験日まではとりあえず勉強に専念せねば、ですかね。。ですね。。
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