2度目の佐原と銚子、そして初サーフィン

2度目の佐原と銚子、そして初サーフィン

先週末の三連休。そういえば7月、この三連休以外の予定は全て埋まっているのですが、なぜかこの三連休部分が盲点になっており、予定を入れ忘れていたことに気づいたのが先週の水曜日のこと。今年一年はしっかりいろんな経験をし倒すことがモットーの我が家においてこれはまずい。で、その後夫婦会議を繰り返し、以下の意見が出揃いました。

  • ちょうど佐原でお祭り(佐原の大祭)をやっているので見に行ってみよう!(去年お祭りの前日にアド街で佐原の大祭を取り上げており、行きたいねーと話していた。一年越し。)

  • ついでにどこかの街に2泊して、ただの立ち寄りではなく、街を拠点に観光がしたい!

  • サーフィンしてみたい!九十九里浜でスクールに行ってみるとかどう?

  • てことで銚子あたりに宿とって拠点にするのはどう?

  • 銚子だとお寿司とか美味いかなぁ

以上纏めますと、佐原の大祭を見る→銚子で泊まる→九十九里でサーフィンする→銚子で泊まる、その間寿司とか美味しいもの食べる!という行程が決定いたしました。

まずは流山から佐原へ

てことで、南流山を出発です。

南流山から武蔵野線で新松戸へ、新松戸から常磐線で我孫子へ、我孫子から成田線で成田へ、成田で乗り換えそのまま成田線で佐原へ、という、同じ千葉県の北部でありながら結構アクセスしにくい場所にあるわけです。

てことで、佐原駅に到着です。和を基調とした、街の雰囲気にあった素敵な駅舎です。

聖地巡礼としての佐原

ちなみに私、東京に出てきたその年に一度佐原に来たことがあります。当時の写真がこちら。

はい、これ見てわかっちゃった人、それなりにいらっしゃるのではないでしょうか?
そうです。佐原はAKB48の言い訳Maybeのロケ地なんですね(学習院の校舎は佐原ではなく下総松崎ですが。当時両方回りました。)。いわゆる聖地巡礼というやつをしたわけです。5年前に。一人で。

今回は妻と一緒に。聖地巡礼ではなく、佐原の大祭を見学するために来たので、2度目とは言いつつ、見る視点が全然違うので色々と新鮮でした。

佐原大祭と鰻を堪能

改札を出るとまずは佐原囃子がお出迎え。

お腹が空いたので腹ごなし。佐原の前情報を集めずに来てしまったのですが、どうやら鰻が美味しいらしく何軒かお店がある模様。ちょうど通りすがりにいい感じのお店を見つけたのでこちらの懐石 そう馬さんに決めました。

そう馬

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ちなみにここのご主人、千葉県より「千葉県の名工」(日本料理人部門)に選ばれたそうです。なんかすごい人らしいです。

もちろん二人ともうな重をオーダー。いやー、ふらっと入ったお店なんですが、超当たりでした。鰻はふわっと食感が良く、癖も少なくタレも甘すぎずちょうどいい塩梅。美味いです。

もちろん肝吸いも。美味いですよねー肝吸い。うな重と一緒に食べる肝吸いって至高ですよねー。

腹ごなしを終え、佐原の街並み探索を。小野川沿いを歩きます。

照明柱に山車をモチーフにした彫刻が設置されてます。

こちらが佐原の名所、樋橋。別名ジャージャー橋。小野川を挟んで農業用水を送るための水道の役割を果たしていたそうです。今は観光用の橋になっており、30分おきに水が流れます。

樋橋(とよはし)は、千葉県香取市小野川に架かる橋である。ジャージャー橋とも呼ばれ、日本の音風景100選に選定されている。

樋橋は、もともと江戸時代に小野川上流でせき止めた農業用水を佐原の関戸方面(現佐原駅方面)の田に送るために小野川に架けられた大きな(とよ)であった。この樋から小野川に落ちる水の音からジャージャー橋と呼ばれるようになった。

その樋を人が渡るようになり、昭和時代にコンクリート橋、1992年(平成4年)に現在の橋となった。平成4年に橋を造る際に、かつてのジャージャー橋のイメージを再現するため、水が落ちるように造られた。

1996年(平成8年)に環境省の日本の音風景100選に選定された。

Wikipedia-樋橋

橋の近くには伊能忠敬旧宅があります。測量と地図作りで有名な伊能忠敬さんですが、本業が酒屋さんだったそうで、ここでお酒の小売なんかもしてたそうです。無料で観覧できます。

前回は乗らなかった船に乗ることに。ちなみにこの日は観光駐車場から街中まで船でピストン輸送をしていた関係で、いつもより航行距離が短め。その分料金も安めでした。

この日は真夏日だったんですが、船の上は風通しが良く、心地よかったです。あと、船から見ると街中の風景の視点が変わっていい感じです。

続いて山車を見に行くことに。小野川から徒歩5分ほどで見えて来ました。

こちら、なんとユネスコ無形文化遺産に指定されております。山車の上には日本の歴史上の人物や神話に出てくる神々の人形が祀られております。

山車には演奏される方々が乗ってます。暑そうです・・・

山車を引く方々。山車の重さは何トンにもなるらしく、みなさんヤカンで水分補給しながら、汗だくで引かれてました。お疲れ様です。。

伊弉那岐尊(イザナギノミコト)。どうでもいいけど髪とお髭がサラッサラです。
で、人や神が入り乱れる中、突如現れる

鯉の口、開きます。芸が細かい!

そして。ちなみ人間・神以外の山車はこの二つだけです。

この鷹見てなぜかこれを思い出しました。

山車を楽しんだ後は伊能忠敬記念館に。なお、料金はひとり500円なんですが、受付の目の前に置いてある今回の祭りのチラシを見せるだけでひとり50円割引になります。良心的です。ちなみにこの記念館、地理とか測量とか好きな人にはハマると思います。結構面白かったです。

記念館を出たらちょうど山車が小野川沿いを移動しているところでした。絵になりますね。

銚子でお寿司とストリートファニチャーを楽しむ

こういう感じで佐原をしっかり楽しみ、この日の宿の銚子に向かいます。佐原から銚子までは成田線で約1時間。銚子駅に到着です。

どうでもいいですが、山手線めっちゃ適当ですね。

ちなみに銚子には以前、友人Tじさんと一緒にきたことがあります。あの時はTじさんの車に乗っけてもらい、犬吠埼灯台を見て、金目鯛食べて、帰りにホキ美術館を見て、というコースでした。以下当時の写真。そうそう、台風が近づいてて超強風だったんですよね。

今回はもう少し腰を落ち着けて銚子を楽しむことにしました。まずは駅前。銚子駅前通りは、地方都市では珍しい広幅員道路です。銚子駅前通りシンボルロードと言う名前がつけられており、港っぽいストリートファニチャーが整備されています。まずは港っぽい車止め。

照明柱には国際信号旗がプリントされています。これ、「銚子シンボルロード」と書かれているようです。

信号も青を基調としたデザインです。

こちらの照明柱は錨をモチーフにしています。こちらも同じ青色でペイントされており、通り全体で統一感があり、好感が持てました。

しかし自歩道めっちゃ幅員広いですね。その割に人通りが少ないという・・・せっかく港に抜けてロケーションが良く、ストリートファニチャーのセンスも良い通りなので、もうちょっと人で賑わっているとなお良いのでしょうけどね。三連休だったのでみなさん旅行に出てしまったんでしょうかね。

と、思ったらお店の前で演奏している集団ありけり。この辺の文化なんかな。

これ、銚子電鉄と桃鉄のタイアップだそうです。貧乏神+キジの像。ポケモンGOのジムに指定されていました。

ちなみに全く記憶に残ってなかったのですが、過去の写真を探っていると、以前犬吠埼に行った際にも見つけてたみたいです。こちらは頭に犬が乗ってますね。

まずは夕食。銚子のお目当てはお寿司!ただ意外と銚子駅近くにお寿司屋さんて少ないんですよね。とりあえずググったら出て来たこのあづま寿司さんに行ってみることに。

あづま寿司

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ちなみにこのお店、お寿司以外も注文できるのですが、この日はあいにく寿司職人の大将以外が東京のイベントに出張されていたらしく、注文できるのはお寿司だけでした。何を頼めばいいかわからなかったのでとりあえずお勧めを注文。まずは銚子名物の伊達巻。おせち料理とかに出てくるいわゆる一般的な伊達巻とは似て非なるものです。例えるならそう、プリンのような。

我々

甘さといい食感といい、なんかプリンみたい


大将

そうそう、もうプリンみたいなもんですよ

伊達巻に向かってプリンという例え方もアレですが、実際そんな感じです。甘いです。
まぁ、寿司職人が作った伊達巻をプリンと言うのもアレだと感じたのか妻よりフォロー。

茶碗蒸しにも似てますよね!


大将

いや!茶碗蒸しとは違うから!あれは蒸してるだけだから10分やそこらでできちゃうんだから!これは焼かなきゃいけないから1時間くらいかかるんだから!茶碗蒸しとは違うから!!

地雷を踏んでしまったようで、怒られました(笑)プリンに例えるのはOKだったようですが、茶碗蒸しに例えるのはNGだったようです。茶碗蒸しと違ってプリンは手間暇かかっているようです。

続いておまかせ握り。ウニとボタンエビがうまかったなー。

で、若干飲み足りなかったので続いて二軒目。銚子駅近くにあるビアガーデンに。お土産店が核テナントになっているようですが、まちなかのコモンスペースとして活用されているようです。

ちょうど地元の方々がジャズの演奏会してました。ビールと銚子サイダーを購入し、聴き入ります。

どうやらもともと提灯を吊るしていたであろう、裸電球による照明。

ちなみにこのスペース、大学も入って場づくりなんかをしており、いい雰囲気なんですが如何せんお客さんが少なく、たまり場の機能がもっとうまく出てくればいいのになぁと感じました(ただ、お客さんが少なかったのは三連休だったからかもしれません)。

銚子の老舗大新旅館にて宿泊

本日から2日間のお宿はこちら。駅から徒歩10分ほどのところにある大新旅館<千葉県>さん。創業360年の老舗らしく、昔は勝海舟や伊藤博文、大隈重信、後藤新平、島崎藤村と行った要人・文化人の皆様が訪問され、最近ではビートたけしや佐藤健なんかも来られたそうです。映画のロケ地としても使われているそうです。皇室の方々も訪問されたことがあるのだとか。

こちら敷地内に併設されているラウンジ的な施設「大新にゅうさろん」。今はもう営業してないようです。しかしこの色。やばいですね。

受付を済ませます。

廊下、いいっすね。

部屋。ばあちゃん家のような落ち着く空間。

ロビー。今おじいさんが座っているところあたりにるろうに剣心撮影中の佐藤健が座ったそうですよ。

さすが銚子。醤油がディスプレイされてます。

お風呂。大浴場があります。地域の銭湯としても使われてるようです。

その前には無料で使える卓球台が。夫婦で試合が始まります。

しかし寝心地はよかったですね。老舗360年の安定感を感じました。

で、翌日。朝食はオーソドックスな和定食をいただけます。豪華です。この時期の名産、入梅イワシを食べました。給仕さん曰く、漁師の方と直接契約されているらしく、新鮮なイワシなので全く臭くないとのこと。実際とても美味しかったです。

九十九里浜で初サーフィン!

この日は九十九里でサーフィン!レンタカーを借りて1時間ドライブ。サーフショップK’s Surf Rideに到着です。ドクロが飾ってあるケバケバしいお店からでっかい鼻輪をつけたお兄さんがチィーッスと出てきたらどうしようか(サーフィンに対する勝手な偏見)と思ってましたが、全然そんな感じはなく、爽やかなお兄さんとお姉さんにで迎えていただきました。

この日は波の関係で、店から少し離れた場所で練習することに。なお、我々以外に3組参加してましたが、いずれも初心者の方でした(年齢はみなさん多分我々より下)。今回は初心者コースということで、波打ち際でボードに立つのが目標。まずは15分ほど砂浜で動きの練習をした後、そのまま海に。やってみるも、いやー、難しい!全く立てる気がしない!どうしてもバランスが保てないんですよね。

ただ、1時間ほどやってると、参加者全員、なんとか立つことができるようになりました。立てないうちは何が面白いのかよくわかんなかったりしましたが、やっぱり立てると面白いですね!!

レッスンは2時間くらいなんですが、万年運動不足の私たちに2時間動き続ける体力があるわけもなく、最後の10分は疲労困憊でヘロヘロ。他の皆さんはもう少し余裕がありそうな感じでしたが、やはり歳には勝てません。でもまた近いうちに、次のステップに向けた練習をしたいなぁと思うくらい楽しいレッスンでした。

せっかくなので九十九里で食事と温泉を

レッスンの後はもうお腹ペコペコだったのでまずは腹ごなし。ハーブガーデンに移動です。ちなみにここ、ハーブ園、オートキャンプ場、飲食店を兼ねております。サーフショップから10分ほど車を走らせたところにあります。

昼ごはんは敷地内のレストラン、ラ・パニエさんでいただきました。

ラ・パニエ

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九十九里浜名物、イワシのピザです。肉厚で柔らかいイワシが最高に美味いです。地引網で獲るみたいです。

ホタテとエビのトマトパスタ。ホタテの出汁がしっかり効いていてこれも美味しい。

後はハーブ園で採れたハーブたちが満載なサラダも。ペパーミントやバジルをサラダで食べるというのも結構珍しいですが、美味しかったですよ。

昼食後はハーブ園を見学。癒されます。飛び込みで入った割には料理も美味しかったですし、ハーブ園も見事で見応えありました。

続いて疲れを癒すべく温泉へ。長生村のスパ&リゾート九十九里 太陽の里でひとっ風呂浴びることに。この日は海水浴客が殺到しており、予備駐車場もほぼ満車という混雑具合でしたが、温泉内はそこまで混雑しておらず、ゆっくり癒されることができました。お風呂の種類も多く、露天風呂は温泉となっており、いろいろ楽しめます。

最終日の夜は銚子のローカル居酒屋で

この日は銚子駅前あたりで地のものが食べられる居酒屋でも、と思い、ぐるなびなんかを見ていたのですが、紹介されているお店が劇的に少ないんですよね。お店の数自体も少ないのですが、その中でも紹介されているお店が少なく、かといって大手チェーン店に入るのも味気なくて困ったなぁという感じだったんですが、偶然見つけたこのお店に入ることに。

この日のオススメだったアオリイカのお刺身。

銚子エール。

本当は九十九里名産の焼きハマグリが食べたかったんですが、この日はどのお店も入荷がなかったので断念。九十九里浜沿線にはたくさん浜焼きのお店があったので途中で寄って帰ればよかったなぁと思いつつ。それでも地域に愛される居酒屋で楽しい最後の銚子の夜を過ごしました。

翌日。銚子駅で異変が。昨日まで利用できた改札が通行止に。どうやら我々が到着した次の日に改札の付け替え工事が行われたようです。

私たちが住んでいるのも同じ千葉ではあるんですが、気候も文化も全く違うエリアで初体験のサーフィンも含め、どっぷりいろんな体験を満喫できた良い週末でした。サーフィンは近いうちにもう一度行きたいなぁ。

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