2度目の富士山

2度目の富士山

前回の富士登山から約5年。この度2度目の富士登山に行くことに相成りました。前回は高校の友人3名と。今回は妻と2人で。妻は初富士山です。登山口は前回の富士宮口から変えることも考えたのですが、あまり登山に慣れていない二人なので、少なくとも私が勝手がわかっている登山口から登るのが良いだろうというのと、駿河湾を見ながら登るのが綺麗だからということで、今回も富士宮口からにしました。

ちなみに前回登山の様子はこちらから。

今回の懐古シリーズは東京に来て1年目に富士山に登った時のお話を。ついに登った、富士山(2012/8/19)第1回富士山に登ろうの会発足話は2年前の2010年の夏、友人I氏から突如「明後日富士山登ろう!」という「ちょっと仕事帰りに飲みに行こうぜ」的なテンションで声をかけられたことに遡ります。当時入社2年目でまだまだウェーイ系のノリをしっかり持ち合わせていた私。「マジでw超ウケるw行こうぜwww」的な回答の元、準備に着手しました。まぁ、前日になって当の本人が「ごめん明日夜勤だった」という信じられないほどの計画力の無さ...

日帰り登山のため前入りです

登山日の前日に三島入り。五年前と同様、三島駅前の東横イン富士山三島駅にて宿泊。

夕食はホテル隣のとと兵衛で三島の食材を軽く楽しみました。

和匠 とと兵衛

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まずは生桜エビ。味が濃厚です。

金目刺。軽く炙ってあって香ばしいです。

登山前日なのでビールは一杯だけ。〆は釜揚げしらす丼。ふわっふわで美味しいです。

食事をしながら「tenki.jp 登山天気」というアプリで翌日の天気をチェック。山頂・登山口・麓それぞれの天気予報が見れる優れものです(登山口の天気は吉田口と須走口のみで富士宮口の天気はわからないのですが、まぁ参考にはなります)。この日は残念ながら降水確率高め。雨具の用意は万全ですが、やっぱり晴れて欲しいなぁと思いつつ。。ちなみにこのアプリ、有償アプリなんですが、1ヶ月お試し期間があるので無料で使うことも可能です。

食事は簡単に済ませ、この日は22時には就寝。翌日に備えます。スヤァ。

天気は微妙?

翌日は4時半に起床。前日購入しておいたおにぎりなどを食し、5時にはホテル出発。富士山に向けて出発です。今回の相棒はこちらのワゴンR。前日のうちに駅レンタカーで借りました。

ナビが若干ポンコツで迷ったりしましたが、1時間ほどで水ヶ塚駐車場に到着しました。ここからシャトルバスで登山口に向かいます。バスの始発が6時なので、6時に合わせて来たのですが、すでにこの行列。

バス代は往復で1800円です。

ちなみにこの時は晴れててめっちゃくっきり富士山見えてたんです。この時は。。。

水ヶ塚駐車場から富士宮口(5合目)まではバスで40分ほど。クネクネ道を登っていきます。バスは補助席もフル稼働の超満員。閉所恐怖症気味かつ酔いやすい私は酔い止めを飲んで臨みました。おかげで無事酔うことなく5合目到着です。天気はまずまずですね!

初めは順調!

5合目で1時間ほど体を慣らし、ストレッチなどして、いざ出発。

駿河湾が綺麗なので富士宮ルートを選んだんですが・・・見えませんねぇ・・・結局登って下りるまで海は見えませんでした。残念です。

松の木に美しい雫。

予定通り20分ほどでとりあえず6合目到着。ここで海抜2500メートル。前回もそうだったけど、ここは楽なんだよなー。

小休止後、7合目に向けてレッツらごー。徐々に天気が怪しくなってきましたぞ。。。

高山植物。小さい花。可愛いですねー。

6合目から7合目までは約1時間。予想に反して妻がまだまだ元気。一方私は朝に弱いこともあり若干グロッキー気味。(ちなみに妻は低血圧。私は高血圧。しかし妻は早起き得意。私は早起き苦手。血圧と早起きは関係ない!)

時々晴れたりもしてました。

ただし、どんどん天気は下降気味に。周りは真っ白。

50分ほどで元祖7合目に到着。うん、知ってる。7合目は新旧2つあるんだ。知ってるからこそテンションが下がるんデスよ。

ここでも元気なのは妻。私は顔色真っ白。グロッキー。で、富士宮口の最大の難所は8合目の手前の岩場なんですよね。足場が悪い中、頑張ってうねうねと進み、無事8合目到着。

8合目で休憩中。可愛らしい鳥が近くに。人に慣れてる感じでした。

8合目のちょっと上ら辺。コインが刺さってる柱。こんなに刺さってるとちょっとキモい。

徐々に高山病の気配が忍び寄る・・

15分ごとに休憩取りながらようやく9合目の萬年雪山荘に。この頃から無視できない程度の雨が。。カッパを着用し、ザックにカバーを。雨の中の登山はそういえば初めて。

9合目を通過した頃から私の体調は徐々に戻ってきたのですが、逆に妻のテンションがだだ下がり。顔色がどんどん黄色くなり、口数も減ってゆきます。。。酸素吸いまくってます。

登山道のそばに万年雪ゾーンとかありますけど、雨が酷くてスルーするしかないんです。本当はじっくり見たいんですけどねぇ。

9合5勺の胸突山荘到着。ええ、知ってます。9合目からは刻むんです

どうやら限界ヨロシクな感じだったようです。妻よりちょっと長めに休憩しようと申し出が。山小屋で休憩することに。

スープとか飲みました。

ビスコの袋はパンパンです。

で、30分ほど休憩。完全とはいかないものの、若干妻の体力の回復がはかられたのでとりあえず頂上まで登ろうと。天気は相変わらず。シトシトと雨。あたりは真っ白。

それでも9合5勺から20分も歩くと頂上は見えてきます。

頂上を楽しみます

で、登頂開始からおよそ5時間半。ようやく頂上の浅間神社まで到着です。

で、麓の売店で購入した酸素が尽きた妻。もう一本持っていた小さめのボンベに変えた瞬間あら不思議、顔色が元どおりに。妻曰く「これ、酸素が濃い!」そうです。サイズが小さいのに酸素が濃くてしかもたくさん入っているというメリットだらけの商品となっております。

今回はせっかくなので頂上を満喫しようということで、まずは御朱印!平地の神社だと大体300円の御朱印ですが、やはり富士山頂。カップラーメンが800円で売られている環境で300円じゃ割に合いませんね。1000円支払って御朱印をいただきました。ちなみにスタンプが朱色じゃなくて臙脂っぽい色なんですよね。落ち着きがあっていいです。

あとは富士山頂郵便局から家族に絵葉書を出すことに。

そしてお昼ご飯はやっぱり山頂でのカップラーメン(ホットヌードル)でしょう。

箸あげ。

ついでに食堂で実家に手紙書いてポストに投函!ポストが茶色いです。

剣ヶ峰まで行きますよ

腹ごなしが済んだら、最後のお勤めを果たさねばなりません。そう、富士山山頂はここではないのです。剣ヶ峰こそが富士山の山頂なのです。向かうしかないのです。

心が折れそうになりながら、片道20分せっせと登るのです。ちなみにこちら火口周辺。

剣ヶ峰頂上に着いた瞬間は運よく晴れました!!来てよかった!!

家に帰るまでが登山です

で、下山。頂上はいい感じだったんですが、下れば下るほど、どんどん天気が悪くなり、雨の中カッパで下山ということでちょっと時間がかかりましたが、3時間弱ほどで5合目着です。お疲れ様でした。

5合目バスは30分に1本なんですね。ちょうど先のバスが行ったばかりで雨の中30分待ち、乗車。帰りのバスも超満員。しかもみんな山登り後、雨に濡れていることもあり臭いや湿度が。車内の不快指数が高まってます(笑)

ぼく

やっぱ帰りのバスはちょっと臭うねぇ


前の席の乗客

スッ(窓を少し開けてくれる)


あ、窓開けてくれた。よかったねぇ。グッジョブ!


前の席の乗客

(オロロロロロロロ・・・)


ぼく&妻

Oh…..

・・・酔い止めが残っていたので渡しました。

ま・・・まぁ疲れてるし道も悪いから酔うよねぇ


ぼく

そ・・・そうねぇ


後ろの席の乗客

(オロロロロロロロ・・・)


ぼく&妻

Oh…..

残念ながらそんなに酔い止めのストックはありません。申し訳ない。なぜか前後に挟まれてゲロ吐かれるというなんともレアな経験をしたわけで(あれ?ひょっとして私が原因?)。やっぱ5合目シャトルバスは酔い止め必須です。いつも酔わない方もぜひご持参を。

この日は三島駅近くのドーミーインに宿泊。温泉付きなのがいいんです。

てことで、最後の最後で若干テンションが下がりましたが(笑)、総じていい思い出になりました。またどこかで登る機会がある、のかな。

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