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ピロリ菌除去が無事終わりました

あれは昨年の健康診断。後輩から「ピロリ菌検査がオプションでつけられるんでやってみたんですけど無事陰性でした」という報告を聞き、私も試しにやってみることに。

結果は、見事に陽性。そうです我が実家は広島でも珍しい水道が井戸水のマンション。幼少期に感染してしまっていたようです。
ちなみに後日両親にもピロリ菌検査したほうがいいよと進めたところ、やはり二人とも陽性だったようです。まだ検査を受けてない妹も、まぁ十中八九陽性でしょう。早めに検査したほうがいいぞ。

で、陽性だったものの、駆除をするとなると1週間抗生物質を飲み続けないといけないというじゃないですか。しかも断酒。面倒でずっと行ってなかったんですが、年明けに妻が尻を叩いてくれましたので、重い腰を上げることにしました。

まずはピロリ菌検査をやってる病院に行き、健康診断の結果を見せました。お医者さんは内容を確認し、まずは胃の状況を見るため内視鏡検査をしましょうということになりました。あとで調べてわかったのですが、これまでピロリ菌の除菌治療は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの病気のみに健康保険が適用されていましたが、2013年2月21日から「慢性胃炎」も健康保険の対象に加わり、保険適用のハードルはかなり下がったようです。ただし、慢性胃炎であることを確認する必要があるので、内視鏡検査が必要になるようです。

ということで内視鏡検査を予約し、1週間後にもう一度来てくださいとのことでその日は終了。ちなみに私が行った病院では、内視鏡検査は「(1)口から」「(2)口から+麻酔」「(3)鼻から」の3つから選べました。男らしく「口から」と行きたいところでしたが、すっごく怖かったのであまり痛くなく、嘔吐感も少ないと言われる「鼻から」を迷わず選択。相手が可愛らしい看護師さんだろうと見栄を張らない年齢になりました。

そして1週間後とうとう初めての内視鏡検査です。検査室に通され、まずは胃の中を洗浄する薬を飲まされ、横になるように言われます。そして鼻を通す点鼻薬を差されます(耳鼻科で使われているものと同じようなものとのこと)。そして喉の麻酔のためもう一度点鼻薬を差されます。15分ほどすると麻酔が効き始めるのでそのまま診察台へ。目の前にはモニター。どうやら内視鏡で映し出される自分の胃の中が見れるようです。そんな気持ち悪いもん見たくもないわと思い、メガネを外して目をつぶろうと思ったのですが、お医者さんより「こちらのモニターは自由に見ていただいて構いませんのでぜひ見てください」とのこと。Oh…

スタンバイ終了後は鼻から内視鏡がスルスルと。初めは全然大丈夫なのです。ただ、喉を超えるあたりで、痛くはないんですが「喉に何か入ってるなー」という違和感が体を襲います。で、喉を通り抜けるとスルスルと食道を経過し、胃へ。この頃になると、もう違和感だらけです。腹の中に管を入れられている不快感と、絶え間ない吐き気。あと、所々で胃の粘膜に泡が残っているのですが、これを除去するのに液体を内視鏡の先端からぴゅっと出すのですが、その瞬間胃の粘膜がヒヤリとしてこれまたなんとも言えない気持ち悪さなのです。内視鏡は十二指腸まで進むと折り返し、ウェッウェッと何度もえづきながら20分ほどで検査終了です。きつかった・・・

で、その1週間後、診察。お医者さんから胃の粘膜が荒れており、慢性胃炎になっているのでピロリ菌除菌しましょうと言われ、お薬を処方されます。薬は3種類。胃酸を抑える薬と、抗生物質の組み合わせだそうです。これを1週間朝晩飲み続けます。ちなみにこれで9割程度の人は除菌が成功するらしいです。除菌に失敗した場合は抗生物質の組み合わせを変えて再度投薬。これで9割以上の人が除菌成功するそうです。ちなみに保険適用になるのはこの二次投薬まで。以降は自費診療になるようです・・

これが1回分。普段薬を飲まない人間にとっては結構なボリュームです。そして毎日晩酌する私にとって何よりきついのがお酒が飲めないこと。ちょうどこの時期は松本出張だったのでゴリさんと日本酒でも一杯行きたかったのですが、グッと堪えました。家での晩酌もグッと堪えて、オールフリーをひたすら飲み続けました。

で、1週間飲み続けます。これ、途中でやめると失敗するらしく、必ず1週間忘れず飲み続ける必要があります。長かったです・・・

で、投薬後すぐには検査はせずに2ヶ月寝かします。4月に入って先週、呼気検査を行いまして、そのさらに1週間後の本日、お医者さんの診察の結果、無事除去されていることが判明しました。

さて、ピロリ菌検査の効果ですが、これまでよりも胃の調子は格段に良くなりました(薬を飲み始めて3日後くらいには効果を実感し始めました)。断続的に続く軟便や胃痛で悩んでおられる方はぜひ一度検査されると良いかと思います。

後、副次的な効果として、オールフリー(ライムショットがお好き)が意外とビール感があって満ち足りるという発見もありました。我が家では以来、休肝日を設ける目的もあり、オールフリーを箱買いしています。ピロリ菌検査に伴う断酒がナーバスな方、オールフリーがオススメですよ(笑)

 

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dicekcom: 離島と写真とコーヒーと公共交通が好き。中山間離島の交通まちづくりを考えるのが趣味兼仕事。ルーツは広島市と津和野町。ときどき島旅に出かけます。駅メモはじめました。
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