花と復興の島、気仙沼大島が「離島」のうちに訪問してきました

花と復興の島、気仙沼大島が「離島」のうちに訪問してきました

先月末のこと。陸前高田市の業務が一段落したので、帰り際に以前から立ち寄りたかった気仙沼大島に上陸してみました。

気仙沼大島とは?

大島(おおしま)は、宮城県気仙沼市に属する面積8.50km2。2012年時点で約1000世帯、3000人が暮らす東北地方最大の有人島である。通常は大島と呼ばれているが、全国各地にある他の大島と区別するために気仙沼大島と呼ばれることもある。

Wikipedia-大島(宮城県気仙沼市)

なお、こちらの大島、震災で一時期孤立したこともあり、2018年度内に対岸の気仙沼市鹿折地区と橋で繋がる予定になっており、来年には離島でなくなるわけです。橋がつながれば気軽に訪問できるようになるのですが、私としては離島の状態で一回訪れて見たかったので、今回足を伸ばしてみようということに。

島内に宮城県道208号大島線が通っている。東日本大震災で島が一時孤立した経験から、気仙沼市鹿折と大島の間の大島瀬戸で「気仙沼大島大橋」(鶴亀大橋)の架橋工事が進められている。アクセス路となる対岸の宮城県道218号大島浪板線拡幅と合わせて、2018年度(平成30年度)の工事完了を予定している。県道大島浪板線自体も震災で壊滅的被害を受け、遅れが懸念されていたが、アプローチ道路を大震災の津波の高さよりも高いものにして、整備し直すこととなり、2012年1月27日に事業着手式が行われた。開通予定時期の2018年度は変わらない

Wikipedia-大島(宮城県気仙沼市)

本当は泊まりたかったんだけど・・・

ちなみに、本当は大島内のこちらの休暇村に宿泊してどっぷり大島を堪能するつもりだったのですが、夕方16時から陸前高田で打ち合わせをした後に向かうとなると、大島に渡るフェリーの最終便(18時20分)に間に合わない可能性が高かったので、安全側を見てこの日は気仙沼市内に宿泊、翌日朝早く起きて大島に向かうことにしました。

ま、実際は打ち合わせはものの10分で終わったので余裕で間に合ったんですが。ね・・・。

てことで、前日は私の気仙沼の定宿「ホテル一景閣」さんに宿泊。

朝早く、出航!

早起きして気仙沼港に出発です。ちなみにこの日は11時50分の新幹線で東京に戻る必要があったので超弾丸ツアーです。なお、気仙沼港のすぐ横の駐車場は観光客であれば駐車料金無料です。

港は現在改築中。窓口もプレハブです。ここでチケット購入します。大人片道410円です。なお、フェリーなので自動車で乗船できるのですが、自動車で乗船する場合は事前予約が必要だそうです。



大島からフェリー到着。乗り込みます。結構大きめな船です。


客室内。土曜日の朝でしたが、現場作業員の方が多かったです。スーツを着た方もちらほら。行き便では地元民ぽい方や観光客はいらっしゃらなかったです。

7時20分に出航!船で島に向かう瞬間はいつもわくわくします。

船から見た魚市場。さすが漁業と水産加工業を生業とする街。市場も大規模です。

例の橋。「気仙沼大島大橋」(愛称:鶴亀大橋)。大島は本土と最も狭い場所で230mしか離れていないそうです。

ちなみにこちらがあとで本土側から撮った写真。

大島到着!

乗船時間は30分ほど。8時前には大島到着。景色を見ていたらあっという間。この到着の瞬間も船旅の醍醐味です。

こちらの港もまだ仮復旧。防潮堤工事を行なっております。

今後こんな感じになるようです。もっとも、架橋後はこちらの大島汽船さんの定期航路は廃止されてしまうので、クルーズ船のみの就航になるようですが。

島内を闊歩

港から見える山。こちらが亀山という大島のシンボル。時間あれば登りたかったけど、私の大島での滞在リミットは9時20分。登っている時間はない・・・残念。

港の隣の駐車場。軽自動車率高い!

島内のバスはミヤコーバスさんが乗り入れてます。フェリーの到着と合わせてダイヤが組まれています。

歩いて島を散策。港から一番近い商店。早い時間だったのでまだ閉店中。

まっすぐ東へ。港の反対側へ。

道端の花壇。綺麗。

街路樹は桜。春は綺麗なんでしょうね。

観光案内所。手前の二人は、木春(コハル)ちゃんと柚花(ユズハ)ちゃんだそうです。大島に観光客を呼び戻すためのプロジェクトのオフィシャルキャラクターだそう。

観光案内所の隣には農園が。帝京大学さんが植えられたのかな?菜の花と書かれてますが、咲いているのはタンポポのようですが・・・

港から10分くらい歩くと港の裏側の浜辺が出現。その辺りにはこの看板が。みちびき地蔵という大島の見所の一つです。

みちびき地蔵へのアプローチ。小花が咲いててなんか綺麗。

お地蔵様たちと祠。お賽銭あげてお祈りを。

近くにインスタ映えしそうな?小さな祠も。

続いて海岸沿いを散歩。この辺りは浸水区域だったらしく、歩道の舗装が削れていたり、家が基礎だけ残されていたり。



そんな中、防災林造成工事も進んでいました。まだ小さいですが、しっかり根付いた松たち。この子たちが復興のシンボルになっていくのですかね。

そのまま海岸沿いを。島を代表する花の一つ、椿。旬は終わりかけでしたが、綺麗でした。

この辺りが民宿や食事処が集まっている集落。

スナックとかもあるそうです。台湾スナック・・・!?

小田の浜海水浴場。大島を代表する海水浴場です。

そろそろ港に折り返さなければならない時間。海水浴場から離れ、島の中心部方面に向かいます。もともと高台に生活利便施設が集中したいたようですね。

こちらが漁協。

中学校。

小学校。

郵便局。

島の足を支えるタクシー会社さん。

この辺りの施設が沿道に立地している島のメインストリート

あ、台湾スナック発見。これかー。

学校前には信号機も。教育用かな?

ダイハツのディーラー。ここから島の車たちが輩出されているのかな。島に入ってすれ違った車、軽自動車しか見てない気がする。

しだれ桜と八重桜のセット。

個人宅の鮮やかなお庭。この島は花に囲まれています。綺麗ですね。

港まで戻ってきましたが、まだ少し時間があったので港周辺を散歩。この辺りも浸水したようですね。

インスタ映えしそうな漁具や貝殻たち(笑)



そうこうしてると帰りの船が入港してきました。

カモメと触れ合いつつ、帰路へ

港に戻り、帰りのチケット購入します。

翌日行ってれば落語が見られたらしい。残念。

帰ります。

帰りは2階のテラス席へ。

ここ、カモメと触れ合えるんです(触れ合うためにはエサが必要だけどね)。

出航してもしばらくついてきます。可愛いですが、エサに対する必死さは若干怖いです。

帰りも30分弱で気仙沼着。旅の終わり。

超々弾丸でしたが、それでも大島の雰囲気は感じられましたし、派手ではないけど綺麗な花で彩られた島はとても魅力的でした。今度はまた宿泊しつつ、ゆっくり訪問したいと思います。

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